高橋知裕

高橋知裕は自身にとって思い入れの強い一つのぬいぐるみが起点となり、生き物の形をしながらも言葉を発さないが故に絶対的な包容力を持つ子供向けの玩具を主なモチーフとして作品を制作しています。剥き出しのキャンバスに切り貼りしたように描かれた背景は、自宅付近の普段は通らない路地裏で見つけたブティックのショーウィンドウから着想を得ており、普段私たちが見慣れたものに異化効果をもたらす舞台装置として用いられています。

 

高橋知裕は1996年大分県生まれ。

2018年に京都芸術大学を卒業し、現在は同大学の修士課程に在籍しています。

 

コミカルで目を引くモチーフと、対照的に写実的に描かれたディテールによる独特な作風が人気を集め、大学院在籍時から早くもコレクターやギャラリストから多くの支持を受けています。2020年末に参加したグループ展や、2021年2月に発表された修了制作展では作品が完売し、今後の活躍が期待されています。